

メキシコに行ったら気をつけたいこと・マナー

メキシコに行ったことのない人からすると、メキシコのイメージは危険で汚いイメージがあるのではと思います。
かつては私もその一人でした。
しかし、実際に訪れて見るとその考えはいっぺんに覆されます。
街は長らくスペインの植民地だったこともあり、街並みや建造物などを見るとまるでヨーロッパのように優雅で美しいものばかりだし、メキシコ人はおしゃれで清潔な国民性でどこに行ってもトイレ・シャワーに困ることもないし、とても清潔です。
初めてメキシコを訪れた時、誰もがそのカラフルな街並みや街の香り、全てが180度違う世界に迷い込んだ気持ちになります。
私が学生時代に初めてメキシコに訪れた時、アメリカやヨーロッパと違う、冒険的なドキドキ感を感じた頃が忘れられず、社会人になってからも毎年旅行に行き続け、結局今ではメキシコと日本を往き来する仕事にまでなってしまうほど魅力的な国です。
ぜひ初めて行った時には慌てず、マナーを守りながら旅を楽しみたいもの。今回はメキシコに訪れた時に気をつけたいことやマナーについてご紹介いたします。
タクシー

メキシコシティの空港を出るとすぐにタクシーの運転手さんが近寄ってきて、車に誘導するのですが、それが大変強引で、バッグやスーツケースを先に持って行かれるので、ついついお任せしてしまう人も多いのですが、これは危険です。
なぜなら、強引に託しに乗せようとする運転手ほど、目的地まで遠回りして多く料金を請求したり、そもそも距離分の料金以上に請求されるケースが多いからです。
ちなみにメキシコのタクシーは主に「シティオ」と「リブレ」の2種類があり、最も安全性が高く、旅行者にオススメなのがこの白い車体に茶色いラインが目印の「シティオ」です。
街中にある停留所に止まっておりますので、そのような車をみたら自分でお願いするかもしくは電話で呼び出すことも可能です。
ちなみに「リブレ」は流しのタクシーでぼったくりや盗難などの被害が相次いで起きていてオススメできません。
目印は元々は金色とえんじ色のツートンカラーでしたが、最近では白色とピンク色の地をベースにCDMXと書かれた車体も多くなってきていますので注意しましょう。
メキシコの最も危険な地域
メキシコ・シティを訪れたら、観光だろうと仕事だろうと必ず訪れる場所、ソカロ(中央広場)。
ここはテンプロマジョールや、国立宮殿に囲まれたとても大きな広場でこの広いソカロからみるカテドラルは撮影スポットとしても最適な場所で毎日各国からくる観光客で賑わっているのですが、気をつけたいのは、ホテルを予約する際になるべく、ソカロ周辺のホテルを予約しないことです。
実はこのソカロから1キロほど歩いたところにテピトというメキシコシティで最も危険な地域があります。
メキシコではタクシーの運転手でさえ近づかないと言われるこのテピトでは、頻繁に強盗や殺人事件が起こっており、実際に日本人の犠牲者が過去に出たこともあります。
このテピトには絶対に行かないようにしましょう。
ホテルを取るときは空港の近くが一番安全です。
私は毎年必ずメキシコに出張するときは必ず空港の近くのホテルを予約するようにしています。
ホテルでのチップ
メキシコのホテルは余程の格安ホテルでない限り、サービスや設備も整っていても快適なホテルが多く、特に空港近辺のホテルは私は学生時代から毎年いくつかのホテルに宿泊しておりますが、ほとんど外したことがありません。
ただ、1つだけ気をつけたいのがチップ。
私は必ず枕の下に1ドルから2ドル(ペソよりドルの方が喜ばれる)のチップを置くようにしていたのですが、一度、連泊中に置くのを忘れたことがあり、外出して戻ってきた時にベッドメイキングからゴミ出し、トイレットペーパーさえ取り替えてくれなかったことに衝撃を受けた覚えがありました。
それから次の日はいつもより多余分に枕の下置いて外出先から戻ってきたら、もうそれはそれは部屋の綺麗なこと!トイレからバスまでピカピカでした。
日本では馴染みがないですが、メキシコではこのチップがホテルのスタッフの大きな収入源になっているのです。
せっかくの海外旅行の気分を台無しにしないためにもこのチップは忘れずにおきましょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
私が学生時代から愛してやまないメキシコは私でもまだまだ知らない場所がたくさんあるほど懐の深い国、また、そこにすむ人々も陽気で、人間的にも愛すべき人が多いです。
ぜひ、旅に慣れてきたら皆さんならでは楽しみ方も見つけてみてはいかがでしょうか。