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はじめに
近年海外に一人旅する女性が増えていますね。
アメリカやヨーロッパ、近いところでは韓国やタイなどを訪れる旅人も増えているようです。
しかし多くのバックパッカーにとって興味があり、かつハードルの高いとされる国がインド1人旅行ではないでしょうか?
確かにまだまだ発展途上な部分もありますし治安や交通機関の不備などもあって一人旅初心者の方にとっては難関に思えるかもしれません。
しかし、事前にこれだけは知っておきたい情報をまとめましたので是非参考にされてください。
意外と気をつけるところを気をつけていれば全く怖いことはありませんので、1人旅行の冒険の第一歩としてチェックしてみてくださいね。
交通機関の注意点

タクシー強盗に注意
インドの首都デリーの空港から出るとまず最初の関門がやってきます。
タクシードライバーが一斉にあなたのもとにやってきます。
このタクシーは絶対に乗ってはいけません。
英語もろくに話せない場合、空港から市街地へタクシーを使って無事に到着できる可能性はかなり低いとされています。
空港内でタクシーチケットを買い、正規のドライバーに運転してもらうようにしましょう。
インドの三輪バイクタクシー
インド国内では三輪バイクタクシーであるリクシャーを使うことがかなり多いです。
彼らは相手が外国人だと見ると法外な値段をふっかけてきます。
彼らの言い値で乗ることはかなりの損になりますので注意が必要です。
ふっかけられないためのコツとしては予めホテルのスタッフやお店の人に値段の相場を聞いておくことです。
これで大体の料金がわかります。
とはいえ現地の人と同じ値段で乗れるということはほとんどありえません。
あまり交渉しすぎると相手も不愉快極まりないのである程度はしょうがないものとして割り切っておいてください。
リクシャーは事前交渉が鉄則です。
目的地に着いてからではどうしようもありません。
自分以外にも乗客がいたらその分倍にされたり、ガス代は別だと言ってきたりしますので絶対に事前に値段を決めてから走ってください。
インドの列車は半日遅れは定刻のうち
インド国内で長い距離を移動する場合列車を利用することがあると思います。
初めて列車に乗る際にはいったいどの列車に乗ればいいのか戸惑うことが多いと思います。
しかし、一番の問題は定刻通りに列車が来る確率がかなり低いということです。
ほとんどの場合数時間遅れ、ひどい時には一日待たされることもあります。
このことから現地では「半日遅れるくらいは定刻のうち」と表現されます。
また列車が発着するホームもしきりに変更されます。
現地の言葉でアナウンスがされるので分かりにくいことも多いです。
乗り過ごすことがないように駅構内のスタッフに何度も聞きに行きましょう。
スリなど軽犯罪に対する心構え

開きやすいバッグは危険
インドはスリ大国です。
とにかく油断すればすぐにでもスリにあってしまいます。
これらを防ぐためにはいかなる時でも貴重品は身につけておくこと。
特に開きやすいバッグやジッパーなどはあっという間に取られてしまうので気をつけたいところです。
今は防犯サイフも売っていて自分の衣服の中に忍ばせておくことも可能なのでこれを利用しましょう。
またお金を一箇所にまとめておくのは大変危険です。
靴の中やベルトの裏など何箇所かにまとめて保持するようにしましょう。
セクハラも多い
インド人の男性は外国人の女性と見るとかなり積極的に話しかけてきます。
また狭いバスや電車内では何かにつけて体を触ろうとしたりします。
気が弱い女性には酷かもしれませんがこういった際にはしっかりとやめてほしいという意思を示しましょう。
彼らは意外にも小心なところがあるので強い態度で臨めば無理強いはしないことがほとんどです。
とはいえ危ない地域に1人で行くのはオススメしません。
ホテルの中とは言え注意が必要
ホテルの中での盗難被害もたまに起こります。
特に安いバックパッカーホテルなど。
この場合部屋に鍵は渡されますが、ホテル側も鍵を持っていますのであなたの部屋には容易に入ることができます。
あなたが外出中などに貴重品を持っていかれてしまう可能性があるので、部屋に置いて外出することは避けましょう。
飲食の際の注意点、その他
A型肝炎に気をつけて
インドに行く日本人旅行者で最も被害にあう病気がA型肝炎と下痢です。
特にA型肝炎は顕著で、これはよく洗われていない食器やコップを口にすることで起こってしまいます。
街中でチャイやラッシーの店があったら寄ってみたいですが、そのコップが明らかに使い回されているような場合には注意が必要です。
日本人の旅行者にはマイスプーンやマイフォーク、マイカップを持ち歩いている人もいます。
気になる人は用意していきましょう。
ペットボトル詐欺
これも有名な話ですが、インドで飲み物を購入した際にすでにペットボトルの蓋が開いていて誰かが口をつけていることがあります。
とんでもない話ですが本当にあることです。
飲み物を渡された際はキャップが既に開いていないか確認し、問題があればすぐにその場で交換してもらってください。
野犬に注意
インドではどこに行っても必ず野犬がいます。
野犬と言えば怖いのは狂犬病です。
狂犬病に掛かると命に関わる恐ろしい病気なのでむやみやたらに野犬に近寄らないこと。
また野犬たちは一斉に群がって襲いかかろうとする場合があります。
対処法としては常に石ころをいくつか持っておくこと。
可哀想ですが身の危険を感じたら石つぶてを思い切り投げつけます。
石ころはどこにでもあるのでどんどん投げます。
たいていの野犬はこれで逃げてくれます。
その他の対処法としてはお菓子やパンを持ち歩くことです。
野犬が襲ってきたらパンを投げるとそちらに夢中になってくれるので被害を防ぐことができます。
終わりに
いかがでしたでしょうか?これだけ挙げてみると怖くて行きたくない!と思う方が多いかもしれませんね(笑)
しかしこういった冒険要素もインドの大きな醍醐味で、一度インドに行った人はあの騒々しさと生活感が忘れられずにまた戻ってしまう「インド病」になる人も多いのです。
観光地もたくさんありますし、何より前向きに交渉して常に戦わなければならないのであなたの人間性が変わること間違いなしですよ!
暴力事件などの重犯罪は比較的少なく、こちらが毅然と接していれば交渉もうまくいくことがほとんどです。
無理に危険な地域に立ち入らなければインド旅はかなり安全に過ごせるはずです。
くれぐれも病気には気をつけてくださいね。