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スペインの基本的なマナー!失礼のないように観光をしよう

他の国へ行くのならできるだけその国のマナーを身に着けていきたいですよね。
場合によってはとても失礼になることもあるので、基本的なことだけでも守るようにしましょう。
日本では当たり前のことでも、スペインでは当たり前ではないことはたくさんあります。
他のヨーロッパ諸国ともまた違う文化もあるので、最低限知っていきたいことを紹介していきます。
お店や受付では挨拶をする

日本ではお店に入るとき無言でそのまま入りますよね。
ですがスペインでは一言挨拶をするのが当たり前です。
デパートや大きなショップなどでは挨拶をしない場合もありますが、売店や商店、小規模のお店であれば挨拶するのが一般的です。
スペインには日本のように「お客様は神様」といった考えではないので、挨拶をせずに入っていくことは失礼にあたりますから注意しましょう。
お辞儀などはせずに「Hola(オラ)」と軽く挨拶するだけで大丈夫です。
スペイン語の発音は日本語と似ていているのでそのまま「オラ」と読めば通じますよ。
観光地や美術館なども受付で「オラ」と言うようにし、カフェやショップなどでもスタッフと目があったら軽く一言かけるようにします。
お金を支払ったときは「Gracias(グラシアス)」と一声かけてお店から出るようにしましょう。
「Gracias」とは「ありがとう」という意味なので、色々な場面で使うことができます。
鼻をズルズルするのは厳禁

スペインでは鼻をズルズルとするのは厳禁です。
これをスペイン人の前ですると必ずといってもいいほど嫌な顔をされてしまうので注意しておきましょう。
スペインではズルズルするのはダメですが、鼻を人前でかむのはOKです。
男性だけでなく若い女性も当たり前のように人前で鼻をかみますし、スペインではズルズル音を出している方がよっぽど恥ずかしいことなのです。
パスタをズルズルと吸うのもよくありませんし、スペインではズルズルと音を立てることをとても嫌います。
そのため鼻がつまったら思い切ってかむようにしましょう。
大らかで細かいことを気にしない国民性ですが、鼻のズルズル音にはシビアなので恥ずかしいのであればトイレでかむようにしておきましょう。
またスペインではクシャミをした人に「Jesus(ヘスース)」や「Salud(サルー)」と言うことがあります。
これは「お大事に」という意味なので、もし言われれば「グラシアス」と返すようにしましょう。
偶然居合わせた人にでも当たり前のように使う言葉ですし、スペイン人は見知らぬ人にでも普通に話しかけますから驚かないようにして下さいね。
スペインの生活習慣や文化はヨーロッパでも独特
スペインはヨーロッパなので、日本とは文化や生活習慣などが違います。
ヨーロッパは大陸続きになっていますが、それぞれ特徴があり、スペイン独自の文化もたくさんあります。
海外旅行に慣れている人でも驚くことがありますから、行く前に知っておきましょう。
スペインにはシエスタがある

シエスタとはお昼休憩のことです。
このシエスタはお昼の12時くらいから始まり、2~4時間ほど毎日あります。
このシエスタの時間帯はお店も閉まることが多くなっているので、買い物をするときは時間帯を調整しておきましょう。
大規模なショップや世界に店舗があるようなお店であればシエスタなしでやっている場合もありますが、基本的に小さなお店は閉まると思っておいた方が良いです。
時代が進むにつれてシエスタをとるお店も少なくはなってきてはいますが、それでも現在でも多くのお店でお昼休憩があります。
都会だから田舎だからということではなく、マドリードやバルセロナの中心街でもお昼は休憩することがあるので注意が必要です。
観客客用のお土産屋などはシエスタなしでオープンしていることも多いですが、スペイン人が利用するようなお店は閉まると考えるようにしましょう。
飲食店であれば基本的にシエスタはないので、その間に昼食を済ませておくのもおすすめです。
土日はデパートなども含めて閉店していることが多いので、買い物は平日に済ませておくのもポイントです。
スペインで使われている言語

スペインの母国語はスペイン語です。
ですがその地域独特の言葉があり、地元の人は主にその地域の言葉を使います。
日本でいう方言のようなものですが単語なども違うため、地域言語は同じスペイン人でも理解できないほど異なっています。
スペインに行くからとスペイン語の予習をしても、標識やレストランのメニューですら地域言語しか書かれていないこともあるので注意しましょう。
せっかくスペインに行くのだからとスペイン語の挨拶を覚えていく人もいますよね。
しかし、挨拶の言葉も違うので、せっかく覚えるなら地域に合わせた言語で覚えておくようにしましょう。
基本的にはどの地域の人でもスペイン語を話すことはできますが、自分の言葉に誇りをもっているので頑なに地域言語しか話さない場合もあります。
マドリードやマドリード周辺で話すのがいわゆるスペイン語、バルセロナ周辺はカタルーニャ語、バスク地域はバスク語、ガリシア地域はガリシア語と4つに分かれています。
ヨーロッパは英語教育が進んでいるので日本よりは英語を話す人が多いです。
スペインも若者は英語が話せる人が多いですが、一定年齢以上になると英語は話せないことがほとんどです。
有名な観光地の受付でも片言の英語しか理解してもらえないこともあるので、簡単なスペイン語がのっているガイドブックを持ち歩くようにするのがおすすめです。
スペインの飲食店では水が有料

日本で食事をすると水は無料ですよね。
しかしスペインでは飲食店で席に着いたからといって水を出してくはくれません。
スペインは水不足ということもあり、水を飲みたいときは飲食店であっても有料です。
1杯いくらというのではなくボトル売りになっているので、1ボトル注文して自分でコップに入れて飲むスタイルです。
ボトルを注文するとコップも持ってきてくれるので、友達や家族とシェアしましょう。
日本人の感覚だと水は無料なのでお金を要求されて驚くかもしれませんが、スペインでは当たり前のことなので安心して下さい。
水の値段はお店によりますが、メニュー表に値段が書いてあるのでチェックしてから注文するようにしましょう。