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中国の北の人は冷たい飲み物を嫌う!

中国では、漢方に基づく健康に対する考え方が重視され、身体を冷やすことは大変良くないとされています。
特に冬にはマイナス40度以下にもなる北側の地方では冷たい飲み物を飲むことはほとんどありません。
最近では、コンビニエンスストアなどで一年中冷たいドリンクも売られるようになりましたが、買う人が少ないため種類が少なかったり、地方に行くと冷蔵庫の電源が切られていたりするため注意が必要です。
レストランでの注文の際でも、ビールを頼むと常温のビールが出されることも中国あるあるです。
キンキンに冷えたビールを飲みたい時は、必ず「冷たいビール」と注文しましょう。
筆者が冬にビールを注文したときは、「冷たいビールはない」、と言われ、氷を一緒に持ってくるというあり得ない事態に遭遇しました。
もしも「冷たいビールがない」と言われたときは、「飲む予定分のビールを今すぐ冷凍庫に入れて下さい」とお願いし、少し時間がたってから1本ずつ持ってきてもらいましょう。
ちなみに、コーラやポカリスエットのようなスポーツ飲料もすべて常温で用意されている前提で旅行しましょう。
レストランのお水は有料!でも、お湯は?

中国の水道水は飲むことができないため、レストランで水は出てきません。
水を頼むと、水を注文したことになりペットボトルの水が出されます。
これがけっこうな値段になります。。。
現地の人たちは、マイボトルを持ち歩き自分で水やお湯を持ち込んで飲むのが一般的なんです。
ホテルでは大抵ペットボトルの水が無料で用意されているので、朝出かける際に必ず持っていきましょう。
もしくは、スーパーが売店で買ってから持ち込むとレストランで注文する1/5ぐらいの値段で水を飲むことができます。
中国の人は水の持ち込みには、とても寛容なので遠慮せず堂々と持ち込んでOK。
ちなみに、水は有料ですが、お湯は無料です。
なぜなら、水道水はそのままでは飲めませんが、沸かした後飲めるからです。
つまり、お湯を頼むと沸かした水道水が出されるということ。
超節約派の方なら、行く先々のレストランでお湯を頼み、空マイボトルにレストランのお湯を足しながら一日観光を楽しむことも可能です。
ただし、おなかの弱い方は、熱湯消毒した水道水でもおなかを壊すことがあるので注意しましょう。
ペットボトルの緑茶に注意!

日本では、緑茶、麦茶、爽健美茶のような多種多様な美味しいお茶がペットボトルで売れらています。
あまり甘いドリンクを飲みたくない方は、お茶を飲まれる方も多いと思いますが、中国でペットボトルの緑茶を買う方は注意が必要です。
なぜなら、中国のペットボトルの緑茶には大量の砂糖が入っているため、とってもとっても甘いのです。
緑茶は中国語でも緑茶なため、安心して緑茶のペットボトルを買って、ごくッと飲むと、次の瞬間、おえっ、、なんだこりゃー?となること間違いなし(笑)
ちなみに、無糖の緑茶というのはほとんどありません。
ペットボトルや缶などのドリンクは、緑茶などのお茶系を含め、無糖のものが基本的にありません。
日本人の味覚からするとかなり甘く、微糖というのもありません。甘くないものならば、水を買うしかありませんので、覚えておきましょう。
今は、日経の飲料系メーカーが中国に進出し、無糖のお茶も結構有ります。そのため、無糖のお茶が飲みたい方は日経メーカーのお茶を購入するようにしましょう。(ただ、少しだけ割高)
生ビールはほとんどない!

中国では、生ビールはあまり一般的ではありません。
場所によっては、5つ星ホテルのレストランのような高級な場所でも生ビールがないという場合も珍しくありません。
冬になると、生ビールを飲める場所はさらに1/3以下に減ります。
どうしても生ビールが飲みたい場合は、日系レストランか、パブやバーのようなところに行くのが良いでしょう。
このような場所でも生ビールがない可能性もあるので、電話かネット等で前もって確認することが必要です。
生ビールがあった場合でも、あまり注文する人がいないため、風味が劣化して酸化したようなにおいがすることがあります。
酸化したビールを飲みたくない場合、瓶ビールを飲むのがオススメです。
中国の南の方は南国のフルーツを使ったドリンクが豊富!

中国は非常に広い国なので、南の方では、マンゴーやパパイヤ、パイナップル、パッションフルーツといった南国のフルーツが生産されています。
そのため南の暑い地域では、そうした南国のフルーツを使ったドリンクがたくさん売られています。
ドリンクスタンドも街中で多く見かけるでしょう。
特に夏場に中国の南の地方を旅行される場合は、湿度が高く暑さが厳しい地域なので、熱中症予防にもいろいろな種類のドリンクを飲みながら観光を楽しむのがおすすめ!!
生のフルーツがたっぷり使われている、とっても美味しいドリンクが、日本と比べるとリーズナブルに楽しむことができます。
大体1杯20元ー30元(340円~510円)ほどの値段で、スターバックスのベンティのサイズを購入できます。
北の方に行くと、果物を運んでくる輸送費などがかかるため、同じドリンクでも倍近くの値段になります。
さらに北の方は冷たいドリンクを楽しむ習慣がないため、ドリンクスタンドを街中で見かけることはほとんどありません。
シンセンやカントン省などを旅行する場合は、ぜひ南国のドリンクを楽しみましょう!!
オススメのオリジナルドリンク
フレッシュフルーツ100パーセントのドリンクだけでなく、たくさんのオリジナルドリンクが売られています。
緑茶やジャスミン茶、ハーブティーなどにフレッシュフルーツを入れたドリンクもさわやかで大変美味しいものです。
果物そのものを生かしたものが多いので、日本人の口にも合うものが多く、大変オススメ!!
最近、流行しているのはナイガイ(クリームのふた、という意味)と呼ばれる、チーズクリームが3~4センチほど蓋のように乗せられているドリンクです。
45度にカップを傾け、クリームとドリンクが1対1の割合で口の中に入ってくるように飲むと、滑らかなクリームとさわやかなドリンクを同時に楽しめるというもので、インスタ映えも間違いなしのドリンクです。

見た目はしつこいのではないかと心配になりますが、さっぱりとしたクリームで、下に入れられているドリンクとのマッチングが抜群の非常に美味しいドリンクなので、ぜひ試してみてください。