クルマ好きにとって広いアメリカ大陸をドライブするのが夢の人も多いと思います。
少し前の話になりますが、私がアメリカ横断をしたときの経験をもとに、気をつけたほうが良い点、心得ておくべきことなどを簡単にまとめてみました。
旅のご参考にして頂けたら嬉しいです。
目次


準備と出発まで (〜出発)

国際免許証は必要?
海外で車を運転するには、日本の免許証と国際免許証の二つが必要です。
国際免許証は日本の免許を持っていれば、(日本の)免許の更新時にお世話になる更新センターですぐ発行してもらえます。
現地でフリーウェイを走ると茂みにパトカーが潜んでることもあるので、スピード違反で何度かポリスマンに渡すことがあるでしょう(笑)
ただ、今は国際免許がなくても、「免許証翻訳フォーム」と言ったサービスがあるので、わざわざ国際免許を取る必要がありません!
申し込み方法は、レンタカーの指定する書類をダウンロードして、郵送で申し込むだけ!
その場で「免許証翻訳フォーム」を作成してくれて、書類の郵送が必要でない場合も有りますので、詳しくは申し込むレンタカー会社に従ってください。
クレジットカード
クレジットカードは海外旅行に行く方はすでに大体お持ちだと思いますが、出来ればVISAがついたカードを持って行くと良いです。
JCBは日本のクレジットカードブランドのため、海外で使用できるところが結構少ないんです。
観光地などでは使えることも多いのですが、海外では国際レンタカーで行く際はあまり知られていない地や日本人観光客が居ない場所に行くことのほうが多くなると思いますので、そういった土地でも使えるようにVISAをお薦めします。
また、レンタカーの場合は、レンタルする際にクレジットカードの提示が必須となりますので、必ず持参すること!(クレジットの名義は必ずメインドライバーの名義!)
クレジットカードを忘れると、レンタルできなくなりますので、ご注意ください。
最低2枚あると安心です。
さぁ出発!その前に・・ (到着〜出発)

レンタカーをもう一度チェック!
大手のレンタカー会社なら大抵空港の近くに営業所がありますので、広大な空港でも迷うこと無くたどり着けると思います。
営業所までは徒歩かUBERなどで向かうことになります。
お店でキーを渡され簡単な説明を受けますが、焦る気持ちを抑えてここはまず、渡された車の種類を再確認しておきましょう。
日本のレンタカー屋さんではあまり考えられないですが、あちらのレンタカーは割りと雑な管理をしているので、日本で予約時に申し入れておいたグレード(排気量など)では無い車種に当たることがあります。
グレードによって料金も違いますし、なによりドライブ旅行なのですから、車の良し悪しが旅の満足度に大きく影響します。
予約しておいたより低グレードの車をあてがわれたら悲しいですよね。
ですから必ず、仕様を確認して、間違いがあれば、遠慮なく申し出ましょう!
日本人はこういう場面で遠慮してしまうことが多いですが、相手側に非があるときはむしろ堂々と意見しましょう。
英語力なんて関係ありません!
ジェスチャーと態度で相手は理解してくれます!
そのマインドがないとドライブ旅行は楽しくありません!(笑)
車種は予算が許される中で一番良いものを選んでおいて損はないと思います。
小さい車ですとエアコンの効きが悪いなど、走行性能以外にも不満が数々出てくると思います。
日本では小型車好きの人でも、アメリカではいつもより1ランク大きな車を借りるのがお勧めです。
個人的には3000cc前後の車を借りておけば、余裕を持って運転出来ます。
特にアメリカでは古くからフリーウェイをクルーズコントロールで走ることが一般的なので、上り坂でもスピードを維持出来る排気量は大事なのです。
アクセルペダルを踏み続けることなくセットした一定速度を維持する機能
できたら西から東へ進もう!
私の場合は格安往復航空券の発券上の都合で東から西への旅になりましたが、この行程だと時差の線をまたぐ度に1時間遅らせることになります。
私の場合は横断したため、マウンテンタイムなど含めて計3回ほど時計の針を進めることになりました。
変更線を超える前には夕方5時だった場合、超えることで夕方6時になってしまい、思っていたより遅く着いてしまい宿が見つからないと言ったことが起こります。
事前に予約しているとは思いますが…(笑)
もし、東から西へ進む場合、余裕を持ったスケジュールで予定を組みましょう!
出発後の注意 (出発〜)

ガソリンは常に半分以上に
アメリカはご存知クルマ大国ですから、どこでもガソリンが手に入ると思っていませんか?
実はそれは大きな間違い!
アメリカのガソリンスタンドは、日本のガソリンスタンドのようにサービスの期待出来ませんし、ガソリン給油設備のないところもありますので、ガソリン残量は常に半分以上と意識しておくようにしてください。
こちらのサイトがガソリンスタンドについて詳しく書いているので、よければ参考にしてください!
アメリカドライブは主にフリーウェイを走ることが多くなるのですが、車種によって燃費にも差が出てきますし、日本の低燃費車より燃費が悪いものも多いので、ガソリン残量が半分を切ったら入れるようにしておいてください。
夜は走行しない
アメリカのフリーウェイも夜間は照明がつきますが、日本のそれと違って本当に必要最小限、いや、それ以下の設備が多いです。
必要以上に暗く感じるのは、周囲に建物などがほとんどないせいもあるでしょう。
アメリカの都市の多くは発展していますが、その都市と都市の間の区間は日本人的感覚であれば何もないに等しいくらい延々、平原や木々の中を走ることになります。
夜間はフリーウェイだけでなく、都市や郊外の道路などの治安が急に悪化します。
昼間とは雰囲気がガラっと変わりますので、「夜は運転しない」というルールを作ることを薦めます。
言い方を変えれば、夜間に運転せざるを得ない状況を作り出さない日程調整や行動を取るようにすると良いでしょう。
いかがでしたか。
みなさんが持っていたアメリカドライブへの期待と不安のうち、期待が幾分膨らみ、不安が少し減ったと感じて貰えたら嬉しいです。
最後に付け加えるとすれば、レンタカー会社はハーツやエイビス、アラモなど大手から選びましょう。
万が一のときの対応や、予約と違う車だった!なんてときでも、すぐ対応してくれますよ。
車種選びの予算をケチらないこと!。
これも大事ですよ。
それでは、余裕を持ってアメリカドライブを楽しんできてください!。