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ベトナム人の常識って?
可愛い雑貨に、世界遺産、フォーやバインミーに代表される美味しいグルメなど、ベトナムは魅力がいっぱいの国ですよね。
東南アジアの国の中では比較的治安も良いため、女性旅行客も例年増加している人気国です。
そんなベトナムには、一体どのようなタブーやルールがあるのでしょうか?
今回は、ベトナム旅行をする時には必ず確認しておきたい「ベトナム人の常識」についてご紹介したいと思います。
注意点1.お年寄りを大切にする
ベトナム人の常識その1は、「お年寄りを大切にする」です。

これは日本でも当たり前のことではありますが、ベトナムにおいては特に気をつけましょう。
というのも、ベトナムは儒教の教えが浸透している国だからです。
儒教の教えでは、年長者や地位の高い人を敬わなければならないという思想があります。
日本ではバスや電車の中でお年寄りが立っている光景も見かけますが、ベトナムではそのような光景は一切見かけません。
たとえ強面の不良少年であっても、バスや電車の中でお年寄りを見かけたらすかさず席を譲る…それがベトナムの常識なのです。
注意点2.警察官や軍関係者、政府の施設にカメラを向けない

ベトナム人の常識その2は、「警察官や軍関係者、政府の施設にカメラを向けない」です。
ハノイやホーチミンなどでは、街の中で警察官や軍関係者を目にすることが少なくありません。
日本人観光客にとっては制服姿が珍しいため、「旅の思い出に」と軽い気持ちでカメラを向けてしまうことがよくあります。
けれども、警察官や軍関係者の写真を取る行為はベトナムでは絶対にNGです。
大きなトラブルに巻き込まれてしまいかねませんので絶対にやめましょう。
加えて、政府の施設を撮影することも禁止されています。
たとえば、ハノイのホーチミン廟やホーチミンの人民委員会庁舎などでは撮影できる範囲が設定されています。
設定ラインよりも中に入ろうものなら警備員さんがすっ飛んでくるので、気をつけましょう。
注意点3.寺院や教会内ではカメラのフラッシュはNG

ベトナム人の常識その3は、「寺院や教会内ではカメラのフラッシュをたかない」です。
ベトナムでは、国民の大半が仏教(大乗仏教)徒で、ほかにも道教徒やカトリック、少数派ですが中部の方ではヒンドゥー教徒やイスラム教徒など、さまざまな信徒が存在しています。
いずれの場合でも、信仰心が篤い人が多いのが特徴です。
そのため、寺院や教会内で写真を撮る場合は、カメラのフラッシュをたかないように配慮しましょう。
これは、寺院や教会内で祈りを捧げている人の邪魔をしないためです。
また、寺院や教会内では露出度の高い服装は避けましょう。
肩は出さず、羽織ものやストールなどで隠すようにしてください。
注意点4.仏教寺院を訪問する際は12時~13時半の間はできる限り避ける

ベトナム人の常識その4は、「仏教寺院を訪問する際は12時~13時半の間はできる限り避ける」です。
というのも、ベトナムでは仏教寺院の大半が12時~13時半くらいまでの間は、「昼休み」なのです。
昼休みにお寺にお参りに来ている仏教徒は、寺院の中で昼寝をするという習慣があります。
そのため、その時間帯に行ってしまうと彼らの昼寝の邪魔になってしまいます。
絶対にその時間帯に訪問してはいけないというわけではありませんが、なるべく現地の仏教徒の方々の邪魔にならないよう心遣いは必要です。
注意点 5.食事の際、大きめの器は持ち上げない

ベトナム人の常識その5は、「食事の際、大きめの器は持ち上げない」です。
ベトナムでは、大きめの器を持ち上げて食事をするのはマナー違反だと考えられています。
小さな器であればまだ良いのですが、大きな器を持ち上げて食べるというようなことは避けましょう。
またそれに加えて、器に直接口をつけてスープをすするというような行為もベトナムではマナー違反です。
必ず、スプーンやレンゲを使ってスープを飲むようにしてください。
注意点6.地元の人が多く利用するリーズナブルな食堂などでは食器をティッシュで拭く

ベトナム人の常識その6は、「地元の人が多く利用するリーズナブルな食堂などでは食器をティッシュで拭く」です。
ベトナムのローカルの食堂では、衛生管理に問題があるような場所も少なくありません。
そういった店で食事をする時には、食器をティッシュで拭きましょう。
大抵の場合、テーブルにティッシュが備え付けられていますが、なかった場合に備えてポケットティッシュを持ち歩くと良いですね。
因みに、店の器をティッシュで拭くという行為はベトナムでは常識で、日本人観光客がティッシュで器を拭いていたとしてもまったく失礼にはあたりません。
なので、堂々と拭きましょう。
注意点7.コンビニやスーパーマーケットに入る時はロッカーに荷物を預ける

ベトナム人の常識その7は、「コンビニやスーパーマーケットに入る時はロッカーに荷物を預ける」です。
ベトナムのコンビニやスーパーマーケットの入り口にはよくロッカーが備え付けられてあります。
これは、買い物をしやすくするためのものですのでぜひ利用しましょう。
ロッカーの料金は無料ですので、安心してください。
ただし、お財布などの貴重品はロッカーには預けずに必ず肌身離さず持って行くようにしましょう。
注意点8.返ってくるお釣り銭はどんぶり勘定だと心得る

ベトナム人の常識その8は、「返ってくるお釣り銭はどんぶり勘定だと心得る」です。
ベトナムでは小銭に対する感覚がかなりおおざっぱなので、お釣り銭が少なく返ってくることがよくあります。
これはちょろまかされたわけではなく、もともとのベトナム人の国民性がそうさせているだけなのです。
お釣り銭に関しては、あまり細かいことを気にしないようにしましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は、ベトナム旅行をする時に必ず確認しておきたい「ベトナム人の常識」を8つご紹介しました。
ベトナムでのマナーやタブーを心得て、ベトナム旅行をより楽しいものにしてくださいね!