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フィンランドの「常識」って?
「常識」というのは、国によってまったく異なっているもの。
海外旅行をすると、あまりにも「常識」が異なりカルチャーショックを受けることも少なくはありませんよね。
旅行へ行く前にその国の常識についてちょっとでも知っておけば、カルチャーショックも少なくてすむのでは?と思い、ここではフィンランドの「常識」についてご紹介していきたいと思います。
フィンランドへの旅行を計画されている方のお役に立つことができれば嬉しいです。
常識1.挨拶は基本中の基本

フィンランドでは、「挨拶をする」ということは基本中の基本です。
これはフィンランドだけでなく海外の多くの国に当てはまることですので覚えておいて損はないでしょう。
たとえば、フィンランドではスーパーマーケットのレジへ行くと、レジ係のスタッフさんが「Hei!(ヘイ!)」と言ってくれます。
これは、フィンランド語で「やあ!」、「こんにちは!」という意味です。
レジのスタッフさんからこう言われたら、あなたも「Hei!(ヘイ!)」と返しましょう。
日本ではレジのスタッフさんが、「いらっしゃいませ。」と言ってくれたとしても、「こんにちは」とは返さないことがほとんどですよね。
フィンランドでは「いらっしゃいませ。」の代わりに「Hei!(へい!)」と言ってきます。
挨拶を重んじるフィンランドの文化では、挨拶を無視することは大変失礼な行為になってしまいますので、「Hei!(ヘイ!)」と言われたら、必ず「Hei!(ヘイ!)」と返しましょう!
最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、思い切って言ってしまうと気分も清々しく、旅行も一層楽しくなることでしょう!
ショップやレストランなどに入る時も、店員さんに向かって「Hei!(ヘイ!)」と挨拶をしてください。
日本では何も言わずに入店することがほとんどですが、もしもフィンランドにおいて無言で入店してしまうと、かなり失礼にあたります。
そして、挨拶する際には相手の目を見て挨拶をすることも大切です。
日本では相手の目を見て他人に挨拶をするというようなシチュエーションがなかなかないので、最初のうちは恥ずかしいかもしれません。
ですが、勇気を持って目を見て挨拶をしてみましょう!
それに加えてちょっとだけニコッと微笑むことができれば、100点満点!完璧です!
常識2.周りの人をジロジロ見ない

フィンランドをはじめ、ヨーロッパにおいては「周りの人をジロジロと見ない」ことが鉄則!
日本に長く住んでいると、向こうの方からやってきた人をつい目で追ってしまうこともありますよね。
けれど、フィンランドでそれをやってしまうとマナー違反にあたる場合があります。
たとえば日本では、奇抜なファッションをしている人のことを振り返って見るような人もたくさんいます。
もちろん日本においてもこれは失礼なことなのですが、フィンランドではその「失礼」のレベルがぐんと上がります。
基本的に「自分は自分、他人は他人」という意識を強く持っているヨーロッパ系の人々は、周りのことに対して無関心です。
良い意味で言うと他人のファッションや行動、国籍、ジェンダーなどに関してとても寛容だとも言えるのです。
ですから、フィンランドでは老若男女問わず様々な人たちがいます。
[box class = “box”]全身にタトゥーを入れている人
ボディピアスをあけている人
髪の毛の色がピンクやブルーの人
女性向けの洋服を着た男性やその逆の人
同性愛のカップル
フィンランドでは、このような人に対して好奇の眼差しを向けているような人はほぼいません。
そもそもファッションやジェンダーなどは自由なものですので、どの国においてもこのような眼差しを向けないような人間になりたいものですね。
常識3.公共の場では大きな声で話さない

フィンランドでは、公共の場では大きな声で話さないのが常識です。
同じヨーロッパでもイタリアやスペイン、またデンマークなどでは、電車の中で賑やかに話をしているグループなどを見かけることがあります。
しかし、フィンランドでそれをするのはご法度。
もちろんお酒を飲む席やパーティーなどで賑やかにおしゃべりをするのはOKなのですが、フィンランド人は公共交通機関の中などはびっくりするくらい静かなんです。
協調性と謙虚さを重んじる国民性ですので、あなたもフィンランドの公共の場ではなるべく大きな声を出すのは控えましょう。
常識4.チップは必要?

ヨーロッパの国々では基本的にチップは必要不可欠ですよね。
嬉しいことにフィンランドではチップは必要ありません。
ホテルやレストラン、タクシーもチップの習慣は基本的にはありませんので、気にする必要はないでしょう。
常識5.標識はフィンランド語

フィンランドでは大抵の場合英語が通じますので、安心している方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、街の標識や公共交通機関の案内などは、意外とフィンランド語で記載されていることが常識なので注意が必要なのです。
英語表記の標識もなくはないですが、あなたが想像している以上にフィンランド語オンリーの標識が多いんです。
英語力に自信がある人であっても、フィンランド語の辞書やガイド本などは必須です。
常識6.クレジットカードは必要不可欠

フィンランドをはじめ、北欧諸国ではクレジットカードでの清算が常識です。
コンビニやスーパーマーケットでさえクレジットカード払いが一般的ですので、旅行へ行く際は必ず海外でも使うことのできるクレジットカードを持って行きましょう。
街中であれば、95%のお店でクレジットカードが使えますし、逆に現金払いが嫌煙されることもあります。
ただ、もちろん現金も必要です。
市場やフリーマーケットなどではクレジットカードは使えず、現金払いが基本です。
クレジットカードがあるからと言って、現金は全く持って行かないというようなミスを犯さないように。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は、フィンランドの「常識」についてご紹介しました。
郷に入っては郷に従え…その国ならではの「常識」を尊重するのも、旅行者のマナーです。
自分たちだけでなく、周りのみなさんが楽しく過ごせるような旅行になると良いですね!