待ちに待った海外旅行!
羽目を外して思いっきり楽しみたいですよね。
けれど、やっぱりそこは海外。
たとえ治安の良い国であっても、そこには「暗黙のルール」が存在するんです。
今回はフィリピンを旅行する方に向けて、フィリピンで注意すべき点をいくつかご紹介したいと思います。
目次


注意点その1. イヌやネコには近寄らない

まずはじめにご紹介したいのは、「道端にいるイヌやネコなどの動物には近寄らない」という注意点です。
これは、フィリピンのイヌやネコが狂犬病のウィルスを保有している危険性があるためです。
2019年5月にも、バケーションでフィリピンを訪れていたノルウェー人の女性が狂犬病に感染し、命を落とすという事例が発生しています。
女性は弱っていた子犬を拾い、ホテルで看病していました。
しかし、回復した子犬に噛まれた女性は、不運にも狂犬病に感染。
帰国後に亡くなったということです。
狂犬病致死率は何%と思いますか?
実は、狂犬病の致死率は100%。
基本的に近づかなければ問題ありませんが、心配な方はワクチンを打ってから渡航されることをおすすめします。
注意点その2. 水道水は飲まない

注意点その2は、「水道水は飲まない」というものです。
フィリピンの水道水は、汚染されている危険性が高いため、口にするのは絶対にやめましょう。
また、バスタイム時のシャワーなども出来るだけ口に含まないように気を付けてください。
歯磨きの際に口をゆすぐお水も、ミネラルウォーターを使い、できる限り水道水を口に含むのは避けましょう。
お腹が弱いという方は、レストランなどで提供される水や氷にも注意が必要です。
大抵のレストランではペットボトル入りのミネラルウォーターが販売されていますので、そちらを飲むようにしてください。
注意点その3. 便器にトイレットペーパーを流さない
フィリピンでは、基本的にはトイレットペーパーを便器の中に流してはいけません。
使用したトイレットペーパーは、トイレの個室に備え付けられてあるゴミ箱の中に捨てるようにします。
汚物が逆流してしまうというようなこともありますので、くれぐれも気をつけましょう。
また、レストランやショッピングモールなどのトイレには、トイレットペーパーが備え付けられていない場合が大半ですので、外出時には必ずポケットティッシュを持ち歩くようにしてください。
注意点その4. 信仰心をないがしろにしない

フィリピンの国教は、カトリックです。
これは、アジアの中では唯一。
フィリピンの方々の信仰心はとても厚いものですので、その信仰心をないがしろにすることのないようにしましょう。
教会ではもちろん、肌を露出するようなファッションは控えるようにしてください。
また、リゾート地であれば問題ありませんが、街の中でもあまりにも短いスカートやショートパンツなどは避けた方が無難です。
それに加えて、タクシーの中にキリスト教関連のものがあったり、カトリックの催しなどが街中で開催されていたりもします。
フィリピン人の信仰心を尊重し、マナー違反にならないように気を配ってください。
注意点その5. 路地を歩く場合は頭上にも注意する

フィリピンは、まだまだ発展途上国。
たとえ街中であっても、一歩路地に入ると舗装されていない道路もたくさんありますし、その道の脇には植物がたくさん植わっていたりもします。
その植物の中には、大きな実がなるものもあり、まれにその実が地上に落下してくることもあります。
フィリピンではありませんが、ハワイでヤシの実が木から頭上へ落下し、死亡した例もあります。
ドリアンなどの実が落ちてくるとひとたまりもありませんので、路地を歩く際には頭上にも注意してください。
注意点その6. タクシーには気を付ける

フィリピンには、高額な金額を請求してきたり、最悪の場合目的地とは違う場所に連れていかれて金品を要求されるような、悪質なタクシーも存在します。
個人でタクシーを手配するという際には、十分に気をつけましょう。
安全なタクシーと悪質なタクシーを見分けるためのひとつの手がかりとしては、「料金メーターがあるかどうか」ということがあります。
タクシーをつかまえたら、乗り込む前に必ず料金メーターの有無を確認してください。
料金メーターは大抵の場合、日本と同じように運転席と助手席のあいだについていますので、簡単に確認できます。
もしも、料金メーターが設置されていなければ、乗るのを断ります。
設置されていたとしても、そのメーターを動かそうとしない運転手もいます。
必ず乗る前に「このタクシーはメーターか?」と確認してから乗るようにしましょう。
注意点その7. LGBTQ+に配慮する

フィリピンには、ゲイの方やレズビアンの方など、LGBTQ+の方がたくさん存在します。
[box class=”blue_box” title=” LGBTQとは “]L(レズビアン):女性の同性愛者
G(ゲイ):男性の同性愛者
B(バイセクシュアル):男性・女性の両方を愛することができる人
T(トランスジェンダー):身体的な性別と性自認が一致しない人
引用:http://:http://jobrainbow.net/whatislgbtqia[/box]
フィリピンはLGBTQ+に関して、とても寛容な国でもあります。
そのため、見るからにゲイの方や性転換をされている方がとても多くいらっしゃるのですが、その方々への配慮も忘れないように。
フィリピンのこのような姿勢は、日本が見習うべき点であるとも言えます。
注意点その8. 全員に英語が通じるわけではない
フィリピンの第二言語は英語ですので、大抵の方に英語が通じますし、普段は英語で生活しているという地元の方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、全員が全員英語を喋れるわけではありません。
特に年配の方には、英語が通じない場合もあります。
当たり前のように英語で話しかけてしまうと、現地のおじいさんやおばあさんを困らせてしまうことにもなりますので、気をつけましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回は、フィリピンで注意すべき注意点をご紹介しました。
リゾート地としても人気が高いフィリピンですが、実際のところは注意すべきルールがたくさん存在します。
特に長期間滞在されるという方は、狂犬病や生水などにはくれぐれもお気を付けくださいね。