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ダムヌンサドゥアック水上マーケットについて

ダムヌンサドゥアック水上マーケットとは
タイに観光で訪れる際にはぜひ行っていただきたいのがこのダムヌンサドゥアック水上マーケット。運河近くに住む地元住民の生活の基盤となり昔から親しまれ、地元の人たちにとってはなくてはならないのがこの水上マーケットです。
船に乗って運河沿いに出されている露店や、水上に浮かぶ船の上で調理しているお店からお買い物をする事ができます。船の上で火を使った料理もしているなんて、日本に住んでいると考えられないことかもしれませんが、ここでは手慣れた様子でタイ料理を振る舞う地元の方々の姿がみられます。
ダムヌンサドゥアック水上マーケットの見どころ

タイで一番大規模な水上マーケット
実はタイ国内にはいくつもの水上マーケットがあり、それぞれに特徴があり、客層も違えば規模感も違っています。
タイには観光客にも人気の高い3大水上マーケットと呼ばれるものがあり、その中でも一番規模が大きく世界中から多くの観光客が訪れる観光地として楽しむ事ができるのが「ダムヌンサドゥアック水上マーケット」です。
こちらの水上マーケットは、バンコク中心部より車で約1時間の場所に位置しております。ご自身で足を運ぶのはなかなか大変な場所ではありますが、ツアーなどが出ているため、事前に予約していくといいでしょう。
少々中心地からは離れる為、別のツアー(象乗り体験など)と組んでいただく事をお勧めします。
タイならではの活気ある商人
約10人程乗船できるの2列の船に乗り込むといよいよ出発。エンジンが付いたモーターボートで人力での操縦です。
かなりのスピードで走りだし水しぶきも上がりますので、ジェットコースター気分。船が走る運河はお世辞にも綺麗とは言えない深い色の川で、物を落としたり、少し水がきになる人は水がかからない様に注意が必要です。
出港してしばらくするとゲートが見えてくると、船が徐々にスピードを落とします。

ゲートをくぐるとすぐに運河の両サイドに露店が見えてきます。このあたりまで来ると他の船や、物売りの船で大渋滞です。

運河沿いでは、タイ土産定番のタイパンツや染物のストール、ワンピースを売っているお店から、トロピカルフルーツを売っているお店、宗教的なお守りや置物を売っているお店など本当に様々な露店があります。
中にはなぜか扇子や日本刀のようなものを売っているお店までありました。色とりどりで写真映え間違いなし。

ぐんぐんと進んでいくと、中には船の上でマンゴーなどのフルーツを剥いていたり、グリルで何かを焼いているような水上マーケットらしい景色が広がります。タイ料理も作られているようです。
商人たちは大きな声を出しながら自分が何を売っているのかや、安売りしている事を伝えているようでした。タイ語とカタコトの英語なのでよくわかりませんでしたがとても活気があり、惹きつけられるものがあります。
水上に浮かぶ船上の露店は手を伸ばして商品の受け渡しをしますが、運河の脇にある店は商人が道具を使って私達の乗っている船を引き寄せます。
そこで何よりも見どころ、楽しみどころなのが値段交渉です。ガイドブック等にも掲載されていることもあり、そこを訪れる人の多くが外国からの観光客ですので、値段交渉などはタイ語ではなくカタコトの英語で行われていました。
「もっと安くして!」「もっと!」と日本人の性質上なかなかできない交渉も、異国の地だからこそ楽しむ事ができます。

果物や帽子を山積みにしている船を見ると、落ちてしまいそうとひやひやする事もありました。
マーケットを抜けた先にはジャングル
マーケットを抜けた先にはローカル感あふれる地元住民の家屋が並びます。これぞ本物のジャングルクルーズ!といった雰囲気です。昔ながらの高床式の家に、洗濯物が干してあったり亜熱帯らしい木々が生い茂っていて、まるで本当にトラや蛇でも出てきそうな雰囲気。
マーケットもとても楽しくタイらしい部分ですが、この抜けた先もまた異国の地の風情が感じられ、これぞ水上マーケットの醍醐味!と言った感じがします。
正直このあたりに関しましては写真を撮ろうにもぶれてしまうほどの猛スピードで駆け抜けてしまいました。
これまたタイらしいトゥクトゥク同様に、観光客に対しても容赦ない恐怖心をおあり、スリル満点。盛大な水しぶきを上げながら走り抜けます。
船着き場にも路面店
船着き場にあたる地上の部分も路面店の並ぶ大きなマーケットになっております。
水上マーケットだと呆然としてしまって落ち着いて買い物ができなかった。という場合でも大丈夫。ここでもタイパンツなどの衣料品や、フルーツ100%のアイスキャンディなどを購入する事ができます。
また、船着き場すぐの所にはフードコートもあり、周辺に並ぶ中華の屋台やタイ料理の屋台など、好きなお店で購入したお食事を水上マーケットの風景を望みながら頂く事ができます。
注意点
トイレ
タイはまだまだ日本のように発展しきった国ではないので、様々注意すべき点があります。
まずはお手洗いについてですが、とてもではありませんが、日本人基準で綺麗といえるお手洗いはタイの公共の場には100%ないと言っても過言ではありません。駅のトイレ等だとお金を取るところも多くあります。
この水上マーケットのお手洗いにおきましても5バーツほどかかる上に、綺麗なお手洗いではありません。
船着き場近くにありますがあまりお勧めではありませんので、出発前に宿泊のホテルで済ませてくるか、この水上マーケットの駐車場の少し離れたあたりに少し綺麗なトイレがあるようですので、そこもいいかもしれません。
チケットのぼったくりに注意
この水上マーケットの乗船に際して、チケットの料金のぼったくりにも注意が必要です。
日本人はお金持ち。と思われているようで、日本人であることが分かると、通常の乗船料の倍以上の料金を提示されます。その上「ここでしかチケットは買えないから、その値段で買わないなら乗れないね」とさえ言われます。
実際にいくらかかるのかを調べてから行くとGOOD。チケットの入手元によって価格はかなり異なっておりますが、安心感を求めるのであれば日本の旅行代理店などが手配しているツアーを予約するのが良いでしょう。
値段をひたすらに抑えたい方におすすめなのが、地元のツアー会社を通してツアーを予約する方法です。英語でインターネットで検索を掛けるとヒットするかと思います。
船に乗る際の注意
もう一点。水上マーケットにおいて一番単純で、一番注意していただきたいことは、船の手すりにつかまらない事です。乗船するボートには、外側に手すりがついています。
スピードが出たりするので手すりにつかまりたくなることもありますが、他の船と衝突する事が多々あります。つかまっていると挟まれてしまう事もあるそうなので注意してください。
ダムヌンサドゥアック水上マーケットのオススメ度

わたしのオススメ度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10/10点
お土産品が混在していたり、衛生的に大丈夫かな?と思うような食品の売り方だったりと、タイのごちゃごちゃした雰囲気が強く感じられ、どこよりもタイらしい時間を過ごす事ができます。
タイのいにしえの雰囲気や風情も感じられるため、買い物をするつもりがない人でも是非足を運んでいただきたいです。
別の水上マーケットも気になるところではありますが、初めてタイに行くという方や水上マーケットは行ったことがないという方にはまずはタイを代表する、このダムヌンサドゥアック水上マーケットを経験していただきたいです