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マヨルカ島のドラック洞窟について

マヨルカ島のドラック洞窟とは
マヨルカ島の市街地パルマから車で約1時間ほどの場所にあるドラック洞窟はマヨルカ島屈指の観光スポットです。
パルマから直行バスも運行していますし、車で訪れる場合も無料の大きな駐車場が完備されているので、アクセスは大変便利です。
洞窟探検が楽しめるのはなんと1.2㎞の距離におよび、一番深い場所は地下25mの地点となります。
洞窟最深ポイントに広がるのは世界最大の地下湖として名高いマーテル湖です。
ちなみにマーテル湖と言う名前は、1896年にこの湖を発見したEAマーテルにちなんでつけられたそうです。
現在のようにマーテル湖までの探検が楽しめるよう整備されたのは39年後の1935年だそうです。
ドラック洞窟の見どころ
鍾乳洞

ドラック洞窟へは、ハイシーズンだと1日7回、オフシーズンだと1日4回、チケット購入時に指定した時間に入場することになります。
時間の20分前にはすでに長い列ができていました。
まず洞窟に入ると広がるのは、神秘的な鍾乳洞。


長い年月をかけて不思議な形状に形成された鍾乳石は迫力満点。
ところどころ長い年月をかけて洞窟内に漏れ出る水によってできた美しいターコイズブルーの水溜まりは、水面に鍾乳石が反射してこれまた絶景です。

洞窟内は、訪れたのは4月中旬でしたが、人が多いせいか少し蒸し暑かったので、体温調節のしやすい服装がおすすめです。
マーテル湖

1.2㎞の鍾乳洞鑑賞を終えた先に待っているのは地底湖「マーテル湖」。
地下に広がる青色の湖ももちろん見どころの一つですが、一番の見どころはこちらで行われるコンサートなんです。
こちらでは、小舟に乗ったアーティストの方々が奏でる美しいショパンの演奏を約10分間楽しむ事ができます。
なんでもこのコンサートは洞窟オープンの1935年からずっと続いているとても歴史あるコンサートなんだそうです。
演奏曲は、マヨルカ島にゆかりのある音楽家ショパンの曲。
洞窟の中なので音響効果は抜群で、ボートで移動しながらの演奏なので音量もメリハリがあってとても素晴らしい音楽が楽しめます。
演奏に使用される楽器は全部で3つ、ピアノに似た楽器ハープシコード、チェロ、そして2つのバイオリンによる四重奏となっています。
マーテル湖の前には観客席が設けられており、到着した人から席を確保していくので前の席を希望の方は、早めに到着することをおすすめします。
こちらのコンサートは撮影が一切禁止されているので、こちらを訪れ方のみが楽しめる一生思い出に残る音色です。
小舟クルーズ

コンサートが終了すると洞窟出口まではマーテル湖を小舟にのって楽しむ事ができます。
時間にして5分程度のショートトリップですが、澄み切った湖の上にゆったりと浮かび、ライトアップされた鍾乳洞を眺めながら湖を進むのはとっても贅沢な体験でした。
こちらの小舟クルーズの入り口はコンサート鑑賞席の前にあるので、前の席を確保すると早めに乗り込むことができました。
時間のない方は、コンサートを見ずに歩いて出口に向かうことも可能ですが、ぜっかくなので小舟クルーズは体験してみることを強くおすすめします。
注意点
小さなお子様や赤ちゃんをお連れの方は、コンサート中にぐずったりすると声が響くので大変かと感じました。
実際訪れた際も、1歳未満の赤ちゃんは見かけませんでした。
また、洞窟内にお手洗いの設置はありません。
小舟のクルーズで順番が後の方だと2時間近いアクティビティーとなります。
洞窟入口付近にお手洗いの設置があるので、入場前に済ませておくことをおすすめします。
マヨルカ島のドラック洞窟のオススメ度
わたしのオススメ度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10点/10点
今回はバイオリンを習っている姪っ子へのサプライズで訪れました。
洞窟内は入場の際人数が制限がされているのでわりとゆったりとと写真撮影を楽しめましたし、なんといってもコンサートのクオリティーがとても高く、姪っ子は目をうるうるとさせ感動していました。
クラシック音楽が好きな方に是非オススメな観光スポットです。