

ヴァチカン市国について

ヴァチカン市国とは
ヴァチカン市国は、世界最小の独立国でありキリスト教・カトリックの総本山です。
しかし世界最小といえど、サン・ピエトロ広場をはじめ、サン・ピエトロ大聖堂、ヴァチカン宮殿、ヴァチカン美術館など、歴史的にも芸術的にも重要な建造物がたくさんあります。
1984年には国土全域がユネスコの世界文化遺産として登録されました。
イタリアからの入国、イタリアへの出国は原則的に自由。
早朝からかなりの観光客が訪れるので、入場するのも一苦労です。
ヴァチカン市国の見どころ
サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂はかなり広く、荘厳な雰囲気が漂っています。大聖堂の中は重たい雰囲気で、さすがカトリック総本山という感じです。

ドーム状の「クーポラ」のテッペンまで螺旋状の階段を使い行くことができ、ローマの街並みを一望できます。この景色が本当に圧巻!

また郵便ポストやショップもあり、そこでポストカードを買って、日本に送るということもできるのでいい思い出になります。
ショップでは、ローマ法王のキーホルダーや、十字架のネックレスも売っていました。
ヴァチカン美術館

ヴァチカン美術館には、古代彫刻、エジプト美術、様々な時代の価値ある美術作品であふれています。
早足で見ても出口にたどり着くには2時間はかかります。
学校の教科書にも載っている「ラオコーン」の彫刻は生で見る彫刻はすごい迫力です。

美術館を進んで行くと、システィーナ礼拝堂に入ることができます。
ヴァチカン宮殿内に建てられた礼拝堂で、ミケランジェロが描いた創世記などの大天井画、有名な「最後の審判」の壁画があります。
この壁画は多くの観光客がずっと見とれていました。
教皇を選出するコンクラーヴェの会場としても知られていて、この礼拝堂でザワザワうるさくしてしまうと「サイレンス!」と注意されます。
それくらい荘厳で重要な場所なのです。
スイス衛兵
バチカン市国で見かけるスイス衛兵の交代の儀式を見ることができます。

スイス衛兵は黄色と紺の斜めに線が入っているかわいらしい制服で、ミケランジェロのデザインだそうです。
衛兵さんはイケメンでかっこよく、儀式の様子は、観光客も静かに見ていました。
この時代にさかのぼったかのような感覚を味わえます。
注意点

ヴァチカン美術館はかなりの観光客のため、事前予約が必須。
早朝からかなりの人なので、全く前に進むことができません。周辺にホテルをとっておくか、早めに到着するかしておきましょう。
また歴史や芸術作品が好きでないとこの国を思いっきり楽しめることができないと思います。
子ども連れで行く場合は、ある程度説明してあげると良いと思います。
また飲食店などはもちろんありませんし、食べるのもふさわしい場所ではありません。
ヴァチカン周辺にレストランがあるため、食事はそこで済ますのがいいと思います。