

ロンドン塔について

ロンドン塔とは
ロンドン塔は1066年にイングランドを支配したウィリアム王が敵の侵入を防ぐために宮殿と要塞を兼ね備えた建物として建設されました。
ロンドン塔の現在は、イギリス王室が所有する宮殿となっていますが、実はロンドン塔は城塞として建てられました。
その後要塞兼宮殿としても利用されていましたが、身分の高い罪人を投獄する牢獄としても利用されており、だんだん宮殿というよりも監獄として機能が強くなっていきました。
有名なエリザベス1世が、姉のメアリー女王によって投獄されたのも、このロンドン塔でした。
またそのエリザベス女王の母であるアン・ブーリンが投獄・処刑されたのも、このロンドン塔。
そんなロンドン塔ではアン・ブーリンの幽霊が度々出没し、目撃情報によるとその首がないんだとか…
真意は定かではありませんが…
そんなちょっと怖いイギリス史とともに歩んできたロンドン塔は、今では観光名所に1つになっています。
今では多くの観光客が訪れますが、それでも所々見せる黒い歴史にちょっとした影を落としていると感じる人も少なくないはずです。
ロンドン塔の見どころ
ロンドン塔

何と言ってもロンドン塔自体が、見どころであることは言うまでもありません。
その建物の形や雰囲気すべてが、イギリスの歴史を語っているようです。
イギリス史を多少覚えている人ならば、この城塞を表側から見ただけでも、充分に古いイギリスの空気を感じることが出来るはずです。
チケット売り場などきれいで近代的ですが、それもこの空気を犯せるものではありません。
ホワイトタワー

ロンドン塔の完成から約20年度に完成したホワイトタワー。
ホワイトタワー内には数々の宝物や武器・鎧などが展示されております。
数々の武器やお宝
ロンドン塔は今では、宝物や鎧武器の保管庫となっており、それらが展示されております。
特に大英帝国宝冠は、見ておきたいですね。ただ王冠など展示されているウォータールー兵舎は、大変に混雑しています。

あまり混んでいたら潔く諦めてホワイト・タワーで、武器や鎧の展示を見るのもいいですね。
ホワイト・タワーには見どころが多いので、宝石にさして興味が無い場合、こちらにするほうが楽しめます。
何故か日本の鎧まで展示されているので、見つけてみてください。
拷問道具
こちらは人によっては近づきたくないかもしれませんが、地下には拷問道具などの展示もあります。
実際に人が押し込められていたという、壁の隙間など見ていると、背筋がゾッとしてきます。
壁には投獄されていた人の刻んだ文字が、今でも残っています。
ロンドン塔内の怪談が尽きないというのも、この空気を感じれば当たり前と思えることでしょう。
注意点

人気の観光地なので、混雑は必至です。
そして場所が場所なだけに、小さな子供連れの家族にはおすすめが出来ません。
霊感の強い人も、場合によっては行かないほうがいいかもしれません。
ロンドン塔のオススメ度

わたしのオススメ度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9点/10点
たまたまイギリス史に興味があったので、ここは鉄板の観光地でした。
歴史を肌で感じられる観光地、古い空気がそのまま残っている場所というのは、本当に貴重です。
ここまで多くの観光客が足を踏み入れているのに、それでも乱されない空気があるこのロンドン塔です。
昔の空気に、イギリスの歴史を直接肌で感じられる場所です。
ただ人によっては、気持ち悪いと思う人もいるのでその点で-1点。